本展は、画家ヨハネス・フェルメールの傑作《真珠の耳飾りの少女》を中心とし、フェルメール初期の重要作品《ディアナとニンフたち》など、マウリッツハイス美術館が所蔵する3作品のフェルメール作品のうち、2作品が来日します。さらに、17世紀オランダの重要作品であるヤン・ステーン《老いが歌えば若きが笛吹く》、パウルス・ポッテル《水に映る牛》、マリア・ファン・オーステルウェイク《装飾的な壺の花》なども合わせて展示されます。
《真珠の耳飾りの少女》は、約120万人が来場した2012年の「マウリッツハイス美術館展」以来、実に14年ぶりの来日となります。この作品は、オランダ・ハーグのマウリッツハイス美術館が所蔵する世界的名画で、原則として館外への貸し出しはされていませんが、今回マウリッツハイス美術館の改修工事による臨時休館に伴い実現しました。
同館のマルティネ・ゴッセリンク館長は、「当館には毎年、フェルメールの《真珠の耳飾りの少女》を愛する何千人もの日本人観光客が訪れます。当館にとって、この『少女』の旅は、日本の皆さまに彼女を送り届けられる、おそらくは最後となるであろう特別な機会です」とコメントを寄せています。
展示作品について

《真珠の耳飾りの少女》|1665年頃 44.5×39.0 cm 油彩・カンヴァス
少女がこちらを振り向いているだけなのに、きらりと光る瞳や半開きになった濡れた唇、大きな真珠のイヤリングが見る者をとらえて離さない。「世界でもっとも有名な絵のひとつ」とされ、世界中の人々を魅了してきました。
幻想的な東洋風のターバンと、当時の衣装をまとったこの少女の像は特定の人物の肖像画ではない、トローニーというジャンルに属し、モデルは画家の娘だという説もあったが、その真相は謎のままです。「IVMeer」というサインがあるものの、制作年などは不詳で、色彩は青と黄色のみにほぼ限定されているが、青はラピスラズリから作られたウルトラマリンという非常に高価な絵具が用いられています。以前は「青いターバンの少女」とも呼ばれてきたが、2003年の映画「真珠の耳飾りの少女」のヒットにより、このタイトルで呼ばれるようになりました。

《ディアナとニンフたち》|1653-1654年頃 97.8×104.6 cm 油彩、カンヴァス
フェルメールが手がけた最初期の作品のひとつであり、現存する作品の中で唯一、神話を題材に描かれた作品です。ローマ神話に登場する月と狩猟の女神ディアナが、侍女であるニンフ(森の精)たちに足を洗わせる場面が表現されています。本作は、ティツィアーノらヴェネツィア派の画家たちが得意としたテーマであり、華やかな色彩の中に、陰影表現が見られる点が特徴です。
1876年にマウリッツハイス美術館が収蔵した当初は、画面に記されていた偽署名により、画家ニコラース・マースの作品と考えられていました。しかし、19世紀末の修復作業によって「JVMeer」の署名が発見され、当時まだ広く知られていなかったフェルメールの作品として再評価されることとなりました。
□開催概要□
展覧会タイトル:フェルメール《真珠の耳飾りの少女》展 17世紀オランダ絵画の名品、奇跡の再来日
会期:2026年8月21日(金)~ 2026年9月27日(日)*会期中無休
開場時間:午前9時30分~午後5時(入場は午後4時30分まで)
8月28日、9月4日、9月11日、9月18~27日は午後8時まで(入場は午後7時30分まで)
会場:大阪中之島美術館 5階展示室〒530-0005 大阪府大阪市北区中之島4-3-1
展覧会公式サイト:https://vermeer2026.exhibit.jp/
展覧会公式X:@Vermeer2026
展覧会公式Instagram:@vermeerosaka2026
問い合わせ先:06-4301-7285(大阪市総合コールセンター)/ 受付時間8:00~21:00(年中無休)
※最新の情報は展覧会公式サイトでご確認ください。
□チケット販売□
チケット発売:6月1日(月)より、tabiwa スペシャルツアー先行販売・チケットぴあ先行抽選受付開始
※詳細は展覧会公式サイトを確認ください。
※本展は日時指定制です。当日券は前日までの販売状況に応じて空きがある場合に、館内券売機で塩梅します。
※当日券の販売状況は大阪中之島美術館公式サイトを確認ください。
観覧料:一般3,000円/高大学生1,500円/小中生500円(税込み)
※一般団体は受付しておりません。学校団体の場合はご来場の4週間前までに学校団体見学のご案内からお申込みください。
※障碍者手帳をお持ちの方(介護者1名を含む)は当日料金の半額(要証明)。ご来館当日、2階のチケットカウンターにてお買い求めください。
※本展は、大阪市内在住の65歳以上の方も一般料金が必要です。
※災害などにより臨時で休館となる場合があります。











