ミシュランガイド2026京都・大阪セレクテッドに選出<br>Nishideria(ニシデリア)で味わう大阪産(もん)が主役の美食体験

ミシュランガイド2026京都・大阪セレクテッドに選出
Nishideria(ニシデリア)で味わう大阪産(もん)が主役の美食体験

梅田や難波へのアクセスも良いオフィス街の一角に、店舗を構えるNishideria(ニシデリア)。4月下旬に発表された「ミシュランガイド京都・大阪2026」でセレクテッドを受賞し、今後更なる反響が期待されるイタリアンレストランです。

「ザ・リッツ・カールトン大阪」などのラグジュアリーホテルで修業を積み、国内外に展開するイタリアンレストラングループへ入社後は、日本および海外店舗の統括総料理長として、数々の新店舗の立ち上げやブランド全体の監修を担ってきたオーナーシェフ・西出 雅章氏が、自身の原点でもある“大阪”という土地に改めて向き合い、食材や風土、文化を多角的に表現する「なにわイタリアン」という独自のスタイルを追求。

イタリア料理の技法を軸にしながら、大阪の魅力を一皿ごとに映し出す料理を生み出しています。

オーナーシェフ 西出 雅章氏のこだわり

〜なにわイタリアン〜

“天下の台所”と称される大阪の食文化と、大阪産(もん)の魅力を生かして表現するイタリア料理という意味を組み合わせた言葉です。

大阪といえば“粉もん文化”のイメージが強い一方で、この街には、繊細なだしの文化や大阪湾で水揚げされる豊かな魚介、さらには土地ごとに個性を持つ伝統野菜や果実など、多彩な食材が根付いています。小さな産地が折り重なるように存在し、それぞれが強い個性を放ちながら共存している。そんな大阪の食のダイナミズムは、地域ごとに異なる食文化を持つイタリアにも通じるものがある。

単なる地産地消ではなく、大阪という土地が持つ輪郭や風土、食材の背景までを、イタリア料理に忠実な技法と感性を通して、美しく、そして力強く表現すること。大阪の新たな魅力を一皿ごとに映し出す、新しい食のスタイルを目指しています。

【ランチタイム限定】Nishideria なにわイタリアンショートコース

今回いただいたのは、そんな“なにわイタリアン”の考え方を体現したコース料理。大阪産の食材をふんだんに使用しながら、単なる地産地消にとどまらず、大阪という土地が持つ風土や食材の魅力を、一皿ごとに丁寧に映し出しています。

<価格>通常:¥6,900円(税・サ込)〜/キャンペーン価格:¥5,250(税・サ込)

*通常コースは肉料理の追加などにより価格変動。

大阪産ミネラルウォーター【能勢山水】

提供されるお水にもこだわっており、江戸時代から続く大阪の「能瀬酒造」のミネラルウォーターが用意されています。

※ドリンクオーダー無しの場合は、別途追加料金

東住吉 葉玉葱 琵琶湖 稚鮎

鮎のフリットに合わせているのは、大阪産の河内晩柑や甘夏を使った爽やかなビネグレット。魚を漬け込むのではなく、揚げたての状態でさっとくぐらせて仕上げるのが特徴で、これは、北イタリアに伝わる“西洋風の南蛮漬け”ともいわれる郷土料理「カルピオーネ」の技法をアレンジしたものだそう。瞬間的にビネグレットをまとわせることで、魚の香ばしさを残しながら、柑橘の爽やかな香りと甘酸っぱさを重ねています。

さらに、大阪産の葉玉ねぎを組み合わせることで、みずみずしい甘みと食感もプラス。稚鮎は内臓ごと揚げているため、ほんのりとした苦味があり、そこに、ビネグレットの甘酸っぱさや柑橘の爽快感が絶妙に調和します。どこかアジの南蛮漬けを思わせながらも、より繊細で軽やかな味わいに仕上げられた一皿です。

【青の洞窟】 ~海のジェラティーナ~

運ばれてきた瞬間、その美しい一皿に思わず目を奪われます。まさに南イタリア・カプリ島の「青の洞窟」を彷彿とさせるようなお皿に、魚介を主役としたジェラティーナが華やかに盛り付けられています。

青色には、「蝶豆(ちょうまめ)」、いわゆる“バタフライピー”から抽出した天然色素を使用。魚介のエッセンスを合わせることで、ほんのりと海の香りをまとった青いジュレと泡に仕上げています。そして、実は、一見白く見える泡も、実はわずかに青みがかっているといるという繊細な演出も。

魚介は、南大阪・下荘漁港から届く天然のヒラメをはじめ、ホタテやサザエ、ミル貝などを使用。貝ならではのコリコリした食感や磯の風味が重なり合い、まるで海を閉じ込めたような味わいに。さらに、下には東住吉産のケールをピューレ状にしたソースを敷き、青の世界観に緑のニュアンスを添えています。

仕上げには、“ふりかけ”のように3種類のチップをトッピング。昆布を乾燥させたものに加え、海苔・イカスミ・アサリを使った黒いチップ、さらにエビ風味のチップを細かく砕いて散りばめることで、口に運ぶたびに異なる海の香りが広がる一皿となっています。

【 スペシャリテ 】ゼッポレ アッラ オオサカーノ

可愛らしいタコのイラストが描かれたお皿に乗っているのは、大阪名物・たこ焼きをイメージした一品。用いられているのは、イタリア・ナポリの郷土料理「ゼッポレ」の技法です。ゼッポレは、ピザ生地に青さを練り込み、ふんわりと揚げた揚げパンのような料理で、そのエッセンスを取り入れながら、たこ焼きをイタリアンならではの感性で表現しています。

シンプルな味わいのものと、ゼッポレの上からザバイオーネという卵黄を使ったふわっとしたソースと、大阪産の泉州だこを少しフルーティーな赤ワインで煮込んだラグーソースをかけ、その下に生姜風味のクレーマが敷かれている2種類で構成されており、たこ焼きとしての親しみある味わいをしっかり感じさせながらも、ソースの印象が強い和テイストのたこ焼きとは異なり、ゼッポレならではの軽やかな食感に、泉州だこの旨み、生姜のアクセントが重なり合い、新感覚の“イタリアンたこ焼き”として楽しめます。

泉州 筍 富田林 さしみ卵 南洲黒豚

こちらも芸術的なお皿に盛られてきたのは、泉州産の筍にトマトの風味をほんのりとまとわせ、その上に、鹿児島県産「南州黒豚」で作られた18カ月熟成の生ハムを贅沢にトッピングした料理。さらに、富田林・寺西養鶏場のブランド卵「刺身卵」を温度卵に仕立て、濃厚なコクを添えています。

仕上げには、ペコリーノチーズを使ったとろりとしたフォンデュータソースを合わせ、上からさらにチーズを削って完成。温度卵を崩しながら全体に絡めることで、筍の瑞々しさ、生ハムの旨み、チーズの塩気とコクが一体となって広がる、奥行きのある味わいとなっています。

自家製パンフォカッチャ 大阪 新玉葱 / コッコリ

温度が保てるよう温かな石を敷き詰めた布袋に包まれて提供される自家製フォカッチャと、大阪産の新玉ねぎを練り込んだコッコリ。

フォカッチャは、ローズマリーの爽やかでスパイシーな風味がアクセントとなり、香ばしい表面としっとりとした口当たりになっています。

イタリア・トスカーナ州の郷土料理として親しまれるコッコリは、ひと口サイズの素朴な揚げパン。ひと口頬張ると、外のカリッとした食感のあとに、しっとりとした生地に練り込まれた大阪の新玉ねぎのやさしい甘みと香りが広がります。さらに、酵母由来の発酵香がほんのりと広がり、シンプルながら、余韻まで楽しめる味わいです。

お口直し ロッソアモーレ バジル

使用しているのは、大阪・八尾で育てられているイタリア品種のフルーツトマト「ロッサンローレ」。トマトの甘みと程よい酸味、一番上には大阪市産のバジルを使ったペーストを合わせています。

印象的だったのが、“グラニーテ”と呼ばれるイタリア風の氷菓子。いわば“粗めのかき氷”のような存在ですが、一般的なかき氷のように氷を削るのではなく、液体を凍らせては崩し、再び凍らせてまた崩す、という工程を繰り返して作られています。

そのため、シャーベットよりも空気感が少なく、氷の粒感がしっかり残ったザクザクとした粗い食感が特徴。トマトの瑞々しさやバジルの香りと重なり合い、暑い季節にもぴったりの爽やかな一皿に仕上がっています。

石川 能登牛イチボ 八尾 若ごぼう 東住吉 ルッコラ

石川県産の能登牛のいちぼ肉を、炭火でじっくりと焼き上げたメインディッシュ。香ばしく焼き上げることで、赤身の旨みと脂の甘みを存分に引き出しています。

右手前に添えられているのは、八尾産の「若ごぼう」。大阪を代表する春野菜のひとつで、今回は「ソットアチェート」という、ビネガーとオイルに漬け込むイタリア風のピクルスのような仕立てで酸味をプラス。さらにその後ろには、東住吉産のルッコラを添えられており、素材それぞれの個性を活かしながら、能登牛の濃厚な旨みを引き立てながらバランスの良い味わいとなっています。

サンマルツァーノ タリオリーニ リコッタ

タリオリーニという平打ちの細麺にサンマルツァーノというイタリア品種のトマトをソースにして合わせ、リコッタチーズのクリームが添えられています。

ひと口食べると、素材の甘みを活かした優しい味わいが広がります。合わせたリコッタチーズはクセがなく、さっぱりとした後味で、全体にさらにまろやかさをプラス。さらに、細麺を使用しているため、ソースがしっかりと絡みながらも重たさはなく、最後までさらりと楽しめる一皿でした。

「大阪名物」ジェラート仕立て

大阪産の金柑でジェラートを作り、大阪人大好きミックスジュースを泡状のソースにした一品です。

その後に中からしっとりとなめらかな金柑のジェラートが現れます。親しみのある“大阪のミックスジュース”を思わせながらも、今まで出会ったことのないアプローチで表現されており、新たな楽しみ方を発見することができました。

河南町 苺【 紅ほっぺ 】

南大阪・河南町の「みはりファーム」で育てられた苺「紅ほっぺ」を主役にしたデザート。ベースになっているのは、「ズッパ・イングレーゼ」と呼ばれるイタリアの伝統菓子です。スポンジやビスケットにシロップをたっぷり染み込ませ、クリームを重ねて作る郷土菓子ですが、今回はその要素を苺で“分解・再構築”するようなイメージで仕上げられています。

紅ほっぺを贅沢に使った苺のスープを敷き、その上に「サヴォイアルディ」と呼ばれる柔らかなビスケット生地を重ね、苺風味のシロップをたっぷりと染み込ませます。さらに、表面を軽くキャラメリゼしたカスタード系のクリーム、ふんわりと軽いリコッタの泡、苺のアイス、そしてイタリアの赤いリキュール「アルケルメス」の香りを加えたグラニーテを重ねることで、味わいにも食感にも奥行きをもたらしています。

「ズッパ・イングレーゼ」は、直訳すると“イギリス人のスープ”という少しユニークな名前。由来には諸説あるものの、イタリアでは“イギリス人はシロップを染み込ませたお菓子を好む”という、どこかユーモラスな意味合いも含まれているそうです。通常は「アルケルメス」を全体に使うことが多いこのお菓子ですが、今回はグラニーテなどを一部に香りとして取り入れることで、苺の甘みを引き立てる仕立てとなっています。

ピッコラ パスティチェリア

こちらは、イタリア各地の郷土菓子を4種類盛り合わせた“小さなお菓子屋さん”のような一皿。

イタリアの地図を描いたプレートの上に、それぞれのお菓子をその土地の位置に合わせて並べており、「この地方のお菓子ですよ」と、旅をするように楽しめる演出になっています。

まずひとつは、シチリア島のお菓子「ムパナティッギ」。少し珍しいお菓子で、中には牛肉が入っています。ラビオリのような形に包んで焼き上げた郷土菓子です。

続いては、中部イタリア・トスカーナ州のお菓子「カントゥッチ」。いわゆるビスコッティの一種で、硬めの食感が特徴です。

四角い形のお菓子は、ミラノのあるロンバルディア州のお菓子「キャッケレ」。名前には“おしゃべり”という意味があり、「おしゃべりしながら食べるお菓子」という可愛らしい由来があるそうです。

そして最後は、ヴェネト州・ヴェネツィア周辺で親しまれている「ザレーティ」。とうもろこし粉をベースに焼き上げる、素朴なビスケットです。

コーヒーやエスプレッソ、紅茶(ダージリン、アッサム 、アールグレー、ハーブティーは、カモミール、ベルベーヌ。)、和紅茶、ハーブティーなど、ピッコラ パスティチェリアと一緒に楽しめるドリンクも充実しています。

ミシュランガイド2026 京都・大阪「セレクテッド」選出を記念し、期間限定コースを提供中。こちらは公式HPから入れるOMAKASEより予約を受け付けており、期間は7月末まで。通常コースと同様の内容を、期間限定の特別価格でお楽しみいただけます。

※キャンペーンの適用は「OMAKASE」からのご予約のみとなります。

https://omakaseje.com/ja/restaurants/wu291891

□店舗概要□

・店舗名:Nishideria(ニシデリア)

・住所:大阪府大阪市中央区天満橋京町3-8 DDC天満橋ビル2F

・営業時間:Lunch 11:30 ~ 13:00 最終入店(平日)
      Lunch 11:30 ~ 13:30 最終入店(土日祝)
      Dinner 17:30 ~ 20:00 最終入店
      Holiday 不定休

・電話番号:06-6089-3900

・公式サイト:https://nishideria.com/

今回は使用されていた野菜は、泉州の筍、東住吉区のルッコラ、ロッソアモーレ、葉玉ねぎというラインナップでしたが、メニューは、その時期に大阪で採れる野菜に応じて組み立てられ、訪れるたびに異なる“なにわイタリアン”の魅力に出会えるのも大きな魅力です。

大阪の風土や食材の個性を、一皿一皿を通して味わえるこのコース。大切な人との会食や、特別な日の食事としてはもちろん、“大阪の新しい食文化”を体験する場として、ぜひ一度味わってみてください。

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