【体験レポート】「ヤッホーブルーイング大阪醸造所 よなよなビアライズ」<br>大阪の新たなレジャースポットとして誕生

【体験レポート】「ヤッホーブルーイング大阪醸造所 よなよなビアライズ」
大阪の新たなレジャースポットとして誕生

今月23日、関西国際空港の対岸に広がるベイサイドエリア・りんくうタウン駅から徒歩4分の場所に、体験型ブルワリー「ヤッホーブルーイング大阪醸造所 よなよなビアライズ」がオープンしました。施設のコンセプトは「BEER×SURPRISE」。

「ビールに味を!人生に幸せを!」をミッションに掲げるヤッホーブルーイングならではのこだわりが随所に散りばめられ、醸造所見学やできたての一杯を味わう機会、遊び心あふれる空間演出など、驚きや発見に出会える仕掛けを通して、ビールの新たな魅力を体感できる空間となっています。クラフトビールとの新しい過ごし方を提案。ビール好きはもちろん、家族連れやクラフトビール初心者にも親しみやすい新スポットです。

泉佐野市との連携によって生まれた新たなレジャースポット

2020年に泉佐野市からの依頼を受けて開始した本施設のプロジェクトは、ふるさと納税型クラウドファンディング「#ふるさと納税3.0」で集まった総額約5億の寄付金により事業化を決定、2025年1月に着工。今月23日にオープンしました。

泉佐野市と、地場産業の創出とりんくうタウンの新たなレジャースポットとして地域活性化にも取り組んでいく予定で、2026年末までには体験型ジェラート施設やカフェがオープン予定。他施設の開業によってエリア全体のにぎわいの創出と、「関西アイスアリーナ」をはじめとする新規施設との相乗効果位による回遊性の工場や来訪機会の拡大が見込まれています。

工場見学ツアー

工場見学のスタートは、「ブルワーズルーム」でビールの製造工程や歴史、原料について学びます。モルトを食べたり、ホップの香りを嗅いだり、クラフトビールの奥深さを体感します。

続いて、ビールの主原料である麦芽・ホップ・水・酵母のうち、麦芽を保管する「麦芽保管・粉砕室」。ここには、1袋あたり約1トンもの麦芽が保管されており、使用時には粉砕された後、仕込みエリアへと運ばれます。1トンサイズのモルト袋は珍しく、一般的には25kgほどの袋が使われているそうです。

MEMO

この丈夫なモルト袋を再利用したレジャーシートの貸し出しも実施。施設の外に広がる芝生エリアで利用でき、サステナブルな取り組みを身近に体感できるユニークなサービスとなっています。

そのあと、まずはお湯と麦芽を混ぜることで、麦芽に含まれる酵素の働きによってデンプンが糖へと変化させます。続いて、麦芽の殻をフィルター代わりにして麦汁を濾過し、ホップを加えて煮沸することで、苦味や香りを引き出します。

次のタンクへ移されたのち、ワールプールと呼ばれる工程でホップなどの固形物を中央に集めて取り除き、酵母が入った発酵タンクへ。ここで、麦汁に含まれる糖分が酵母の働きによってアルコールと炭酸ガスへと変換され、ビールへと生まれ変わります。発酵・熟成には約2〜3週間を要し、見学では発酵中の酵母の様子を間近で見ることができます。

最後は、缶ビールを充填するパッケージングエリアへ。異物の混入や酸化を防ぎ、ビールのおいしさをそのまま閉じ込める工程で、「メーカーの腕の見せ所」なのだそう。品質管理のため内部へ立ち入ることはできませんが、ツアーでは上から製造ラインを見学できます。また、この設備は1分間に約100本の缶ビールを充填できる能力を備えています。

醸造所ならではの一杯と多彩なクラフトビールを楽しむ

飲食エリアの背後には、ひときわ目を引く巨大な壁画が広がります。デザインのベースとなっているのは、「よなよなエール」のシンボルでもある“月”と“丘”のモチーフ。そこに、企業ミッションである「ビールに味を!人生に幸せを。」という想いを重ね合わせ、ビールを通じて人々が思い思いの時間を楽しむ様子が描かれています。

壁画をよく見ると、風神雷神やドラキュラ、桃太郎など、さまざまなキャラクターがビールを楽しむ姿が随所に散りばめられており、まるで絵探しをするような感覚で鑑賞できるのも魅力の一つ。食事やビールを味わいながら、お気に入りのキャラクターを探してみるのも、この空間ならではの楽しみ方です。

タップルームからは、座りながら醸造所を眺めることができます。工場内の床も館内と同色で統一されており、空間に一体感と開放感を生み出すデザインとなっています。

MEMO

ビールが最もおいしい状態とされるのは、実はタンクの中にあるときで、缶や瓶に充填する過程で空気に触れることで少しずつ品質は変化していくため、タンクから直接注いだビールを味わえるのは醸造所ならではの貴重な体験です。また、発酵直後のビールは荒々しい味わいですが、その後タンク内で2〜3週間熟成させることで、酵母の働きによって味わいがまろやかに整えられていきます。

「KURADASHI TAP」は、醸造所エリアのタンクと直結した特別なサーバーで、自らビールを注ぐ体験を楽しめます。提供されるのは、クラフトビールの王道の味わいを追求した「よなよなエール」。アメリカで親しまれている「アメリカンペールエール」スタイルで、柑橘系の華やかな香りと深みのある味わいが特徴です。また、一般的に市販されているビールは、酵母や不純物を取り除くために濾過されていますが、ここで提供される無濾過のビールは、酵母やうま味成分をそのまま残しているため、よりまろやかで奥行きのある、ビール本来の豊かな風味を堪能できるのが魅力です。醸造タンクから直送される、できたてならではのフレッシュな一杯を味わえるのも「KURADASHI TAP」ならではの体験です。

「YORIDORI TAP」では、最大14種類のクラフトビールをラインアップ。先ほど紹介した「KURADASHI TAP」で味わえる無濾過ビールをはじめ、定番商品まで幅広く取り揃えています。

中でも注目は、アルコール度数10%の「眠れるしし」。濃厚なコクと複雑で奥深い香りが特徴の一杯で、飲みごたえのある味わいを楽しめます。また、10番のビールは、醸造メンバーの自由な発想から新たな味わいを生み出すブランドラインの最新作。一般販売に先駆けて、この施設でいち早く味わえる“先行開栓”製品となっています。

ビールはS・M・Lの3サイズから選べるほか、おつまみも充実。気になる銘柄を少しずつ楽しめる飲み比べセットも用意されており、クラフトビールの多彩な魅力を気軽に体験できます。

「KURADASHI TAP」

「YORIDORI TAP」

ビールに合わせた軽食も

「Brewing is Art & Science」

クラフトビールをさまざまな切り口から学べる展示エリアでは、クラフトビールの歴史や原材料、色や香りの違いなどを、アートや書籍を通して楽しく知ることができます。

ここでは、ビールにまつわる約500冊の書籍を収蔵。自由に手に取ることができ、飲食エリアへ持ち込んでビールを味わいながら読むことも可能です。

展示パネル(「くるっとビアスタイルマップ」)には、ひっくり返すと解説が現れる仕掛けを採用。世界には約150種類ものビアスタイルがあるといわれていますが、その一部を紹介しており、例えば「エール」のパネルを裏返すと、その特徴や味わいについて知ることができます。体を動かしながら、クラフトビールの奥深い世界を楽しく学べる工夫が施されています。また、ビールは国ごとに異なる発展を遂げてきたことから、展示も国別に構成されています。

ビール造りに使われる副原料も展示(「世界の副原料コレクション」)されており、唐辛子やみかんの皮など、世界各地で実際にビールの原料として使用されてきたさまざまな素材が並び、クラフトビールならではの自由な発想や多彩な味わいづくりを知ることができます。その中でも、ひときわ目を引くのが、折れた野球のバットの展示。このバットは実際に使用されたもので、北海道・エスコンフィールドHOKKAIDO内にある醸造所で、日本ハムファイターズとのコラボビールの製造に活用されました。試合中に折れたバットを解体して、香りづけに使用することで、木の香ばしさをまとった個性的なクラフトビールとして販売されました。

ホップの香りを楽しめる体験コーナー(「ぷしゅぷしゅホップ」)では、「よなよなエール」をはじめとするヤッホーブルーイングのクラフトビールに使用されているホップの香りを実際に嗅ぎ比べることができます。ビールごとの個性を生み出すホップの違いを、香りを通して体感でき、クラフトビールを「飲む」だけでなく、「学び、楽しむ」体験を提供しています。

MEMO

現在のクラフトビールブームの礎を築いたとされるアメリカでは、多彩で革新的なビアスタイルが数多く誕生。一方、ベルギーは、醸造文化が根付く伝統的なビール大国として知られ、長い歴史の中で育まれた個性豊かなビール文化を今に伝えています。

思い出づくりにもぴったりな体験&フォトスポット

【フォトスポット】

「!」を模したレバーを引くと4種類のライティングがスタート。タンクからビールが文字を伝って流れるような可愛らしい演出の映えスポットで記念撮影を楽しめます。

【BEER LOG CAN】

オリジナル缶づくり体験も楽しめます。限定デザインのラベルにイラストを書いて缶に貼り、自分だけの記念の一本を作ることができます。

ビールもグッズも充実!「4747SHOP」の限定アイテム

ショップには、定番商品に加え、施設限定や関西エリア限定のアイテム、クラフトビールなど、ここでしか手に入らない商品が豊富にラインアップしています。全国各地で販売されているビールはもちろん、地域限定製品まで幅広く取り揃えられており、ビールファンにはたまらない品揃えです。また、施設限定のナッツは、お客様と共同で開発したオリジナル商品。そのほか、Tシャツやコースター、グラスなどのオリジナルグッズも販売されています。

よなよなエールでは、「缶から直接飲むのではなく、グラスに注いで楽しむことで、香りや味わいをより豊かに感じてほしい」という考えから、可愛らしいイラストが描かれたグラスなど数種類のオリジナルグラスを展開。さらに、適正飲酒を促すために設計されたユニークな形状のグラスも用意されており、楽しみながらお酒との上手な付き合い方を提案しています。

・名称:ヤッホーブルーイング大阪醸造所 よなよなビアライズ

・所在地:大阪府泉佐野市りんくう往来北1-24

・アクセスJR西日本・南海電鉄「りんくうタウン駅」徒歩4分/駐車場なし

・営業日:金・土・日

・営業時間:11時~18時(L.O.17時30分)座席数屋内64席+屋外80席

・支払い:現金不可

・入場料:無料(事前予約制)
※最新の営業日や予約状況は、公式サイトをご確認ください。

【よなよなビアライズ 大人の醸造所見学ツアー】
開催時間:各日3回
①11:30~/②13:30~/③15:30~(各回90分)
定員:各回12名
参加費:3,630円(税込)
※開催時間は変更になる場合があります。詳しい日程は、施設公式サイトをご確認ください。

施設公式サイトはこちら

大阪の新たなおでかけスポットとして誕生した「ヤッホーブルーイング大阪醸造所 よなよなビアライズ」。大阪でクラフトビールを楽しむなら、一度は訪れたい新スポット。クラフトビールの世界がもっと身近に感じられるはずです。

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