ミューラルでつながる「ご縁」のお祭り、新たに誕生
2025年9月27日(土)、大阪市此花区・四貫島住吉神社で、アートと音楽と食が融合する新しい地域型フェス「えのえん祭」が初開催されます。本イベントは、世界中のアーティストが参加する壁画プロジェクト「FUJIFILM instax™ presents MURAL TOWN KONOHANA(以下、MURAL TOWN KONOHANA)」から生まれた、ミューラルアートが媒介となる新しい“ご縁”のかたち。参加は誰でも、入場無料。地域の神社を舞台に、アート、音楽、フード、まちの風景が交差し、地域住民と来場者が一体となって楽しむ一日となります。
■壁画で生まれる縁と円、そして宴
アートをきっかけに人が出会い、つながり、まちが変わる。そんな風景を築いてきたのが、WALL SHARE株式会社と富士フイルム株式会社が展開する「MURAL TOWN KONOHANA(ミューラルタウンコノハナ)」です。世界中のアーティストがこのプロジェクトを通して、2023年から此花エリア一帯に作品を残してきました。今回「えのえん祭」を機に、ブラジル・スペイン・アメリカ・カンボジアから新たなミューラルアーティスト5名が来日します。駐日ブラジル大使館、スペイン大使館 文化科学部、在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセの後援も受けています。


ブラジルでのストリートアートシーンを切り拓いてきた先駆者であるSPETO(ブラジル)や、バルセロナの古い工場を拠点にするアート・コレクティブに参加する女性アーティストのLula Goce(スペイン)など、世界的に活躍しているアーティストが参加。19カ国からアーティストが此花に集い、30作品の壁画をまちに残すことになります。
9月27日には、音楽ライブも開催。会場の音楽ステージでは、大阪万博のエントランス音楽を担当したKeizo Machine!、ネオソウル〜レゲエ界の実力派シンガーKeyco、三線工房きよむらの清村斉をはじめ、此花在住のミュージシャンらも出演します。
会場だけでなく、周辺エリアでも体験型イベントを多数展開。来場前後にも楽しめるコンテンツが盛り込まれています。くじ引きでinstax™<チェキ>が当たるチャンスも!近隣のフードや子どもたちも遊べるエンタメ屋台が出揃い、ワークショップなども実施され、アートと地域が混ざり合う特別な1日を演出します。
■公開ミューラル滞在制作
9月21日(日)~28日(日)まで、アーティストがまちに滞在しながら地域の空気を感じ取り、ミューラルを制作します。アートのプロセスそのものが地域と交わり、まちの文化を映し出します。
【参加ミューラルアーティスト】
・SPETO(ブラジル):民芸の自由な感性から影響を受けた、ユニークに歪められた動物や人間のモチーフが特徴。グラフィティをベースにしながら、ヒップホップカルチャーやスケート雑誌向けに描いてきたイラストなど、さまざまなスタイルを融合。(https://www.instagram.com/speto/)
・IKER MURO(スペイン):世界各地のパブリックスペースで、大規模な壁画やインスタレーションを精力的に展開している。(https://www.instagram.com/mur0ne/)
・Lula Goce(スペイン):バルセロナのポブレノウ地区の古い工場を拠点に発展したアート・コレクティブ(Hangar、Caminal、La Escocesa)にも参加。
・ILL.DES(アメリカ):光学的な錯覚や視覚効果を積極的に取り入れたそのスタイルは、オプ・アートやデジタルカルチャーの影響を色濃く受けている。(https://www.instagram.com/illdes/)
・FONKi(カンボジア・カナダ・フランス):プノンペンの創造拠点「ファクトリー・プノンペン」内にあるFTギャラリーのキュレーター兼オーナーとして活動。カンボジア・ミュラルズ・フェスティバルの創設者でもある。(https://www.instagram.com/fonkiworld/)
■音楽ステージ
9月27日(土)は、神社の境内に一日限りの音楽ステージが登場し、多彩な音楽ライブが開催されます。音楽が鳴り響く中、ミューラルとともに過ごす神社の時間。ジャンルを越えて五感を刺激する体験が広がります。
【参加ミュージシャン】
・Keizo Machine!:原曲をその場で切り刻み新たにRemixし、Finger Drummingやスクラッチ、エフェクトを加えていくKillerプレイが特徴。(https://www.instagram.com/keizomachine/?hl=ja)
・Keyco:2024年被災地支援3部作「SHOGEN & SISTERS」リリース、フジロック出演。女性のハーモニーをフィーチャーした音作りに力を入れている。(https://www.keyco.jp/)
・清村斉:宮古民謡教師、琉球古典音楽野村流保存会教師。2009年大阪市西淀川区佃に「三線工房きよむら」を開く。
・米須昌代:此花在住アーティスト。ボーカル担当のユニット『雛罌粟』のコンサートと、大阪此花区『オリオリオリョウリ』飲食店を行う。弾語りソロライブは自身の経験から浮ぶ心象風景をとつとつと歌うチルタイム。(https://www.instagram.com/oriorioryouri/)
・8会:此花在住アーティスト。太鼓演奏はたのしいものなのだ!をモットーに、子どもも大人も入り混じってレッスン&パフォーマンスをつづける太鼓と鉦と踊りのチーム。
・上岡克美:此花在住アーティスト。20代半ばよりシンガーソングライターとして、メジャーデビュー。なんばデザイナー学院ではポピュラー・ジャズヴォーカル・ギターのコースの講師を担当する。
■祭り前後の、体験・参加型のコンテンツ
【9月23日(火・祝)】
1時間で巡る、ミューラルタウン町歩きツアー
壁画プロジェクト「ミューラルタウンコノハナ」の過去作品をめぐるツアーを開催。アーティストの裏話もついており、当日は、制作中のミューラルも見られます。さらにミューラルタウン町歩きツアーの参加者の中から、くじ引きで「instax™<チェキ>」をプレゼント。
廃材をデコレーションしよう!アートワークショップ
祭り当日のステージの装飾材料になる廃材をデコレーションしよう!子どもから大人まで参加可能。完成したパーツは、9月27日(土)の音楽ステージ装飾に活用されます。
【9月21日(日)~28日(日)】
滞在制作の公開
5名の海外アーティストによる壁画制作を、まち中で見学可能。制作の息遣いをリアルに体感できます。
■「えのえん祭」 主催者メッセージ
ミューラルは「描いて終わり」ではありません。そこに生まれる風景や、人と人との関係が、時間とともに育ち、まちの未来をつくっていく。そんな想いで、私たちはこの2年間、「ミューラルタウンコノハナ」に取り組んできました。国内外から集まったアーティストたちと、地域の皆さんの応援によって、まちに生まれた壁画はまもなく30作品を超えようとしています。そしてこの9月、新たに4カ国5組のアーティストが此花にやってきます。世界のミューラルが一斉に此花を彩る特別なタイミング。そこに生まれる出会いと熱量を、まちと共有したいと考えました。世界のアーティストを迎えるおもてなし、まちの人が主役になれる楽しさ、「此花に行ってみようかな」と思えるきっかけ。そんなすべてを一つにした、あたらしいお祭り。それが「此花えのえん祭」です。絵から始まったご縁で、あそびましょう。 描く人も、見る人も、まちの空気も、一緒に。
■「えのえん祭」詳細
開催日:2025年9月27日(土)11:00〜19:30頃
ミューラル滞在制作:2025年9月21日〜28日
場所:大阪市此花区・四貫島住吉神社周辺
(阪神なんば線千鳥橋駅から5分、大阪難波駅から18分、神戸三宮駅から40分/車でお越しの方は、近隣に駐車場がございます)
参加費:無料
内容:ライブ、フード、各種屋台、壁画スタンプラリー&大抽選会など
協賛:FUJIFILM / instax™<チェキ>、一般社団法人 此花工業会
主催:此花えのえん祭実行委員会、FUJIFILM instax™ presents MURAL TOWN KONOHANA
後援:駐日ブラジル大使館(Embassy of Brazil in Tokyo)、スペイン大使館 文化科学部(Embajada de España)、在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ(Ambassade de France / Institut français du Japon)
協力:四貫島住吉神社、辺口芳典(詩人)、山田たたみ店
公式Webサイト:https://www.wallshare-inc.com/enoenmatsuri
ミューラルタウンコノハナ:https://www.wallshare-inc.com/muraltownkonohana