株式会社Kiraku(本社:京都市東山区、代表取締役:サンドバーグ・弘・ウィリアム、以下「Kiraku」)と、ハイアット ホテルズ コーポレーション(本社:米国イリノイ州シカゴ、社長兼最高経営責任者:マーク・ホプラメジアン、以下「ハイアット」)は、Kirakuとハイアットの関連会社が合弁事業で展開するラグジュアリー温泉旅館「吾汝 Atona」の開業に先立ち、同ブランドの世界観を体現する飲食店として割烹とバーを2026年秋、京都・祇園白川に開業します。さらに、温泉旅館「吾汝 Atona」の開業予定地には、昨年発表した由布、箱根、屋久島に続き、大分県・久住および北海道・余市が新たに加わります。
■割烹 吾汝について
京都・祇園白川に誕生する割烹 吾汝(かっぽう あとな)は、ラグジュアリー温泉旅館ブランド「吾汝 Atona」の、日本が育んできた自然や文化を尊びながら独自の視点で再解釈する世界観を体現するためにキュレーションされた飲食店です。
割烹 吾汝では、「吾汝 Atona」ブランドが日本各地で出会った食材などを使って、それぞれの土地に根ざす文化や日本の四季を映す料理をモダン割烹として提供。日本を代表する食文化の町・京都で、全国のさまざまな地域の魅力と日本の豊かさを、食を通じて体感できます。

2階 「割烹 吾汝」内観イメージ
また、同建物の1階にはバーが併設予定。ここでは日本の風土を感じさせる和酒を中心に、親しみやすいカクテルと心がほどけるような時間と会話の弾む居心地の良いひとときを楽しめます。

「割烹 吾汝」1階 バー内観イメージ
空間デザインは日本の飲食シーンを牽引してきた乃村工藝社の小坂竜氏・田中悠史氏がディレクションを担い、アートディレクションは「吾汝 Atona」ブランドの世界観づくりも担う日本デザインセンターの原研哉氏が手掛けます。両店舗は、「吾汝 Atona」の世界観を、温泉旅館に先がけて体感できる場として、ブランドが掲げる「日本の地域の魅力を未来へ紡ぐ」というビジョンを表現しています。
■温泉旅館「吾汝 Atona」の新たな展開地、大分・久住と北海道・余市について
大分県竹田市久住は、九州本土最高峰を有するくじゅう連山と広大な草原に囲まれた土地であり、火山活動によって豊かに湧き出す温泉をはじめ、大地の恵みを感じられる場所です。阿蘇くじゅう国立公園内の久住高原は、雄大な自然と、そこで育まれた文化が象徴的な場所として、人々を魅了しています。
また、北海道余市町は、1500年以上前から海と大地の恵みを受け継いできた人々の営みが息づく土地です。地名「余市」には、アイヌ語で「温泉のあるところ」とする説もあり、温泉文化との深い親和性を感じさせます。さらに、果樹園や葡萄畑が広がる独自の景観は、この地ならではの魅力として人々を惹きつけています。
「吾汝 Atona」は、由布・屋久島・箱根に続き、久住と余市を展開地として加え、それぞれが持つ自然と文化を尊重し、独自の個性を持つ旅館として温泉文化を世界へ発信しています。
<開業予定地と施設について>
温泉旅館は2028年以降、由布・屋久島・箱根・久住・余市(順不同)で開業を予定しており、その後、各地での展開を見据えています。施設にはその地域に湧く温泉、旬な食材を使った季節の料理を味わえる割烹や和酒を使ったカクテルを楽しめるバーなどを備え、規模は1施設あたり30~50室程度となる予定。また、各施設で、温泉を利用したウエルネス体験や地域の魅力を感じる文化体験のアクティビティも計画中。
■「吾汝 Atona」について
「吾汝 Atona」は、日本各地に息づく文化や自然の魅力を、国内外の旅人に伝えていくことを目指す、ラグジュアリー温泉旅館ブランドです。「吾汝」とは「わたし(吾)とあなた(汝)」を表現する日本の古語であり、「吾汝 Atona」には愛する家族や友人、そして大切な人と一緒に、日常を離れたまだ見ぬ愉楽の空間を共にする期待感が込められています。伝統的な旅館文化への敬意を大切にしつつ、世界水準のサービスと日本の上質なもてなしを通じて、日本の本質的な価値に自然と触れることのできる滞在体験を提供します。その土地の人々や風土と歴史に寄り添いながら、旅する人と地域の間に新たなつながりを紡ぎ、未来へと受け継がれる場所となることを目指しています。
「吾汝 Atona」公式ホームページ:https://www.atona.co/ja/

